こんにちは。しんしん心理研究所の心理師Shingo(しんしん)です。
「自分が嫌い」「自分なんてダメだ」と思うことはありませんか?そんな気持ちがあると、毎日がどんどん辛くなってしまいます。他の人と比べたり、自分の悪いところばかりを見てしまったりして、自分を責めてしまうこともありますよね。
でも、本当にそのままの自分ではダメなのでしょうか?もし「今の自分でも大丈夫」と思えたら、もっと気持ちが楽になり、自分らしく生きることができるようになるはずです。今回の記事では、そんな気持ちを持つ方に向けて、自分を受け入れるためのヒントを紹介します。
自己受容とは何?
自己受容とは、自分のいいところも悪いところも、そのまま認めることです。完璧な自分を目指すのではなく、「これが自分だ」と思えるようになることが大切です。
自己受容ができるようになると、少しずつ自分に自信が持てるようになります。そして、人から褒められたり、何かを頑張ったりしたときに、その気持ちを素直に受け止められるようになります。
自己受容は「自分を許す」ことでもあります。たとえば、「失敗してしまった自分」や「人と比べて劣っていると感じる自分」をそのまま受け入れることで、心が楽になります。これは「諦める」という意味ではなく、「今の自分を認めてあげる」ことなのです。
なぜ自分を受け入れるのが難しいの?
自己受容が難しいのには、いくつかの理由があります。
1. 他の人と比べてしまう
会社や学校、SNSなどで他の人の「すごいところ」ばかり見てしまうと、自分のことが嫌になってしまうことがあります。他の人が持っているものと、自分が持っていないものを比べると、どうしても自分が劣っているように感じてしまいます。
2. 過去の失敗を気にしすぎる
前に失敗したことや、誰かに言われたことが忘れられなくて、「自分はダメだ」と思い込んでしまうことがあります。ときには、その記憶がずっと心の中に残り、自分の価値を否定する原因になります。
3. 完璧を目指しすぎる
小さなミスや失敗が許せなくて、「もっと頑張らないと」と自分を追い詰めてしまうことがあります。「できない自分は価値がない」と思い込んでしまうこともあるかもしれません。
4. 周りの期待を気にする
「親や先生がこう言うから、こうしなければいけない」と周りの期待に応えようとしすぎると、自分らしさを見失ってしまうことがあります。
あまり周りの意見に振り回されず、まずは自分の気持ちを最優先にしてみてください。
自分を受け入れるための7つのステップ
自分を受け入れるために、次のことを試してみてください。
1. 自分の気持ちに気づく
まず、自分がどう感じているかに気づくことが大切です。「自分が嫌いだ」と思う自分や、「もっと頑張らなきゃ」と思う自分に気づいて、それをそのまま受け止めてみましょう。
たとえば、「また失敗しちゃった」と思ったときに、「そう思うのも仕方ないよね」と自分に優しく声をかけてみてください。
2. 他の人と比べるのをやめる
他の人と比べても、自分が嫌になるだけです。大切なのは、自分のペースで進むことです。1年前や1週間前の自分と比べて、成長しているところを探してみましょう。
たとえば、「1年前はできなかったけど、今はできるようになったこと」を見つけてみてください。そうすることで、少しずつ自信を持つことができます。
3. 自分のいいところを探す
自分の悪いところばかり見ていると、どんどん落ち込んでしまいます。毎日、自分のいいところや頑張ったことを探してみましょう。
たとえば、寝る前に「今日できたこと」を3つ思い出してみるのがおすすめです。「友達に挨拶した」「宿題をやった」など、小さなことでも大丈夫です。小さな成功を積み重ねることで、自己受容の感覚が育ちます。
4. 自分を励ます言葉を使う
落ち込んだときは、自分を元気づける言葉を言ってみましょう。「自分はこれでいいんだ」「失敗しても大丈夫」といった言葉を自分に向けて話してみてください。これを習慣にすることで、心が少しずつ軽くなります。
5. 小さな成功を積み重ねる
大きな目標を立てるとプレッシャーになることがあります。だから、身近で小さな目標を立てて、それを達成することで自信をつけましょう。
たとえば、「今日は10分だけ勉強する」や「友達と話してみる」など、簡単にできることから始めてみてください。そして、それができたら「自分は頑張った!」と自分を褒めてあげましょう。
6. 自分の気持ちを書き出す
気持ちをノートや日記に書き出すことで、自分の心の中を整理することができます。「今日あった良いこと」「頑張ったこと」「感じたこと」を毎日少しずつ書いてみましょう。文字にすることで、自分を客観的に見ることができるようになります。
7. 他人の助けを借りる
一人で悩みを抱え込まないことも大切です。信頼できる友達や家族、上司や先生に気持ちを話してみましょう。他の人に話すことで、気持ちが軽くなることがあります。
まとめ
ありのままの自分を受け入れるのは、時間がかかるかもしれません。でも、少しずつ「これが自分なんだ」と思えるようになれば、気持ちが楽になります。自分のいいところを見つけたり、自分に優しくしたりして、少しずつでいいので進んでみてください。どんな自分でも、それがあなたの大切な一部です。
あなたは、あなたのままで素晴らしい存在です。「ありのままの自分」で生きていくことが、幸せへの第一歩です。一緒に少しずつ前に進んでいきましょう!
しんしん心理研究所では「自分らしく自分のために生きる人を全力でサポートする」を理念に、心理支援を行なっています。困った時にはいつでも相談してください。
コメント