こんにちは。しんしん心理研究所の心理師Shingo(しんしん)です。
私たちは日常生活の中で、多くの選択を迫られることがあります。そして、その選択肢の一つ一つには、行動を起こすか起こさないか、という決断が含まれています。しかし、多くの人が行動する前に、さまざまな不安や疑問を抱え、足を止めてしまうことがあります。例えば、「本当にこれでうまくいくのだろうか?」「もっと準備が必要ではないか?」と考えてしまい行動をためらうことがあります。
もちろん、慎重になることは重要です。しかし、慎重すぎるがゆえに行動に移せない場合、結果として何も変わらない現実が続いてしまいます。今回の記事では、行動することでどのような変化が起こるのか、そしてその変化があなたの人生にどのような影響を与えるのかを探っていきます。
行動がもたらす2つの変化
行動を起こすことで得られる変化には、大きく分けて2つの側面があります。
1. 内面的な変化
行動を起こすと、私たちの内面にさまざまな変化が生じます。一つ目は、自信が芽生えることです。初めは不安だったり、自分には無理だと思ったりしていたことも、実際に一歩踏み出すことで「意外とできるかもしれない」と感じることがあります。
また、行動することで学びが得られます。たとえ結果が思い通りにいかなかったとしても、その経験を通じて新たな知識やスキルを習得できるのです。この学びこそが、次の挑戦に役立つ武器となります。これにより、未来への選択肢が広がり、より柔軟な発想ができるようになるのです。
内面的な変化には、心の持ち方そのものの変化も含まれます。新しい行動を取ることで、自分の限界を思い込みによって狭めていたことに気づく場合も少なくありません。この気づきが、自己成長の第一歩になるのです。
2. 外面的な変化
行動によって、周囲の状況や環境が変わることもあります。例えば、これまで接点がなかった人との出会いや、新しいチャンスが訪れる可能性があります。行動を起こさなければ、そのような変化は永遠に訪れません。
「待つだけでは何も変わらない」と言われるように、現実は行動によって初めて動き出します。行動を起こすことで、自分が望む未来に一歩近づくことができるのです。さらに、外面的な変化は連鎖反応を引き起こすことがあります。一つの行動がきっかけで複数の機会が広がり、想像以上の成果を得られることもあるのです。
行動できない理由はどこにあるのか?
多くの人が行動に移れない理由の一つは、完璧主義です。「すべてが整うまで待ちたい」「失敗したくない」といった心理が、行動を先延ばしにさせます。しかし、現実には、すべての条件が整う瞬間はほとんど訪れません。
また、失敗への恐怖も大きな要因です。「もし失敗したら、周囲からどう思われるだろうか」「自分には才能がないと証明されるのではないか」といった考えが、行動を阻む壁となります。これに加えて、「今のままでも十分だ」と現状維持を選びたがる心理も働くことがあります。
しかし、ここで考えてほしいのは、失敗そのものが悪いわけではないということです。失敗は、成功へのプロセスの一部であり、私たちを成長させる重要な要素なのです。たとえば、大きな成功を収めた人々の多くが、過去に何度も失敗を経験していることを知れば、失敗を恐れる必要がないと感じられるかもしれません。
行動の第一歩を踏み出すためのヒント
それでは、どうすれば行動に移せるようになるのでしょうか?ここでは、いくつかのヒントをご紹介します。
1. 小さな一歩を設定する
大きな目標を前にすると、不安やプレッシャーが増します。そこで、目標を小さく分解し、まずは簡単にできることから始めてみましょう。例えば、「運動を始める」という目標がある場合、最初の一歩は「運動靴を買う」でも良いのです。
小さな一歩を繰り返すことで、次第に「行動すること」が習慣化され、行動に対する心理的なハードルが低くなります。この繰り返しが大きな成果を生む基盤となるのです。
2. 期限を設定する
具体的な期限を設けることで、行動を先延ばしにすることを防げます。「いつかやる」ではなく、「来週の月曜日までにやる」と明確にすることが重要です。締め切りがあることで、モチベーションを高めることができます。
3. 失敗を受け入れる
行動する前に、「失敗しても大丈夫」と自分に言い聞かせましょう。失敗は終わりではなく、次の成功へのステップです。むしろ、失敗したことで得られる学びや経験が、次の成功のための重要な材料となるのです。
4. 周囲に宣言する
自分が何かを始めると決めたら、周囲の人にその意志を伝えましょう。他人の目があることで、行動に移すモチベーションが高まります。また、周囲からのサポートやフィードバックを得ることで、行動を続けやすくなる効果も期待できます。
5. 行動後の自分をイメージする
行動を起こした後に得られる達成感や成長を具体的にイメージしてみましょう。このポジティブな想像が、行動への後押しとなります。
行動がもたらす意外な恩恵
行動することの最大の恩恵は、結果そのものだけではありません。行動を通じて得られるのは、あなた自身の成長です。
行動を起こすたびに、自分の可能性が広がっていく感覚を味わえるでしょう。そして、気づけば「やればできる」という自信が芽生え、さらなる挑戦への意欲が湧いてくるはずです。これにより、困難な状況に直面しても柔軟に対応できる力が養われます。
また、行動を通じて得られる人とのつながりや新しい経験は、予想を超える価値をもたらしてくれます。例えば、新しい趣味を始めたことで共通の興味を持つ友人ができたり、転職活動を始めたことで理想の職場に出会えたりすることがあります。さらに、そのつながりが次のチャンスを引き寄せることも少なくありません。
まとめ
行動すると起こる変化は「未知なる可能性」です。行動することで、私たちは初めて新しい世界を知り、自分の限界を超えることができます。
完璧な準備は必要ありません。小さな一歩を踏み出すだけで十分です。その一歩が、あなたの人生に大きな変化をもたらすきっかけとなるでしょう。
さあ、まずは行動してみましょう!その先に広がる可能性は、あなた自身が作り出すのです。
しんしん心理研究所ではなかなか最初の一歩が踏み出せないという方の背中をそっと押して一歩を踏み出すお手伝いをしています。いつでも相談してください。
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