メンタルに良い意外な習慣7選

ストレス

こんにちは。しんしん心理研究所の心理師Shingo(しんしん)です。
多くの人が後回しにしがちになっていますが、日々の生活の中で、心の健康を守ることはとても大切です。よく言われる「運動する」「よく寝る」なども大事ですが、意外なことでメンタルが安定することもあります。ストレスを減らしたり、心に余裕を持ったりするには、少し変わった工夫が役立つこともあるのです。今回の記事では、そんな意外な習慣を7つ紹介します。ちょっとしたことですが、毎日の生活に取り入れることで気持ちが楽になり、心が軽くなるかもしれません。

1. あえてネガティブに考える

普通は「前向きに考えよう」と言われますが、実は逆に「悪いこともあるかも」と考えるのが役立つこともあります。これは「最悪のことを想定しておくと、実際に起きても落ち着いて対処できる」という心理学の考え方です。「こうなったらどうしよう」と考えておくと、不安になりすぎずにすみます。

例えば、テスト前に「最悪、赤点を取るかも」と考えたとします。でも、その場合は「赤点を取ったら補習を受けよう」「先生に相談しよう」と事前に対策を考えることができます。こうすることで、不安に押しつぶされず、むしろ冷静に行動できるようになります。

2. なんでも完璧にしようとしない

真面目な人ほど「ちゃんとやらなきゃ」と思いがちですが、「まあ、これくらいでいいか」と思うことも大切です。すべてを完璧にしようとすると疲れてしまい、逆にやる気がなくなります。「適当にやるくらいがちょうどいい」と思うことで、気持ちが楽になります。

例えば、宿題や勉強も「全部しっかりやらなきゃ」と思うとプレッシャーになります。でも、「まずは30分だけ頑張ろう」「今日はここまででいいや」と思うと、気が楽になります。完璧にこだわりすぎるよりも、ちょっとずつ前に進む方が、心の負担が減って一歩踏みだす勇気が出ます。

3. 部屋を少し散らかしたままにする

「部屋はキレイな方がいい」とよく言われますが、実は少し散らかっていた方がリラックスできたり、いいアイデアが浮かんだりすることもあります。研究によると、適度に散らかった環境のほうが創造力を高めることがあるそうです。無理に片付けなくても大丈夫です。

もちろん、ゴミや汚れがたまるほど散らかるのはよくありません。でも、机の上に少しだけ本やノートが散らばっているくらいなら、意外と落ち着くこともあります。自分が快適に感じるバランスを見つけることが大切です。

4. 何もしない時間をつくる

スマホを見たり、勉強や仕事をしたり、いつも何かしていると疲れてしまいます。意識して「ぼーっとする時間」を作ると、頭がスッキリし、気持ちが落ち着きます。特に外を歩いたり、空を眺めたりするのがおすすめです。

例えば、学校の帰り道に少し遠回りして、公園を歩いてみるのもいいでしょう。目の前の景色を眺めたり、風を感じたりするだけでリフレッシュできます。「何もしない時間」は、心を整える大切な時間になって穏やかな気持ちになれます。

5. 無駄に思えることを楽しむ

「意味のあることをしなきゃ」と思いすぎると、疲れてしまいます。ときには、マンガを読んだり、ゲームをしたり、「ただ楽しいだけのこと」をするのも大切です。「これって意味あるのかな?」と考えず、好きなことを楽しむ時間を作りましょう。

例えば、紙に落書きをしたり、ぼんやり音楽を聴いたりする時間も大事です。何の役に立たなくても、心がリラックスできるなら、それは「意味のあること」なのです。

6. いつも他人を優先しない

「人に親切にすること」は大切ですが、「いつも他人のことばかり考える」と、自分が疲れてしまいます。ときには「今日は自分を大事にしよう」と考え、自分の時間を優先するのも大切です。他人との距離感をうまくとることで、心が楽になります。

例えば、友達の相談にずっと乗っていると、自分の時間がなくなってしまうこともあります。そんなときは「今日は自分のために時間を使おう」と決めるのもアリです。他人を大事にするのと同じくらい、自分自身を大事にすることも必要ですよ。

7. わざと遠回りする

毎日、効率よく動こうとすると疲れてしまいます。ときには「遠回りして散歩する」「ゆっくり料理を作る」など、あえて時間をかけることで心が落ち着きます。ゆっくり何かに集中すると、気分がスッキリし、幸せな気持ちになれます。

たとえば、学校の帰り道に、あえて違う道を歩いてみるのもいいでしょう。知らない道を歩くことで新しい景色が見えて、気持ちがリフレッシュされます。「急がない時間」を作ることで、心に余裕が生まれるのです。

まとめ

今回紹介した7つの習慣は、「意外だけど、試してみると気持ちが楽になる」ものばかりです。どれか一つでも、自分に合いそうなものを取り入れてみてください。

メンタルの調子が良くなると、毎日の生活がより快適になり、やる気も出やすくなります。仕事や勉強の集中力が上がるだけでなく、家族や友人との関係も良くなるでしょう。また、ストレスを減らすことで、体の調子も良くなり、健康全体が向上することにもつながります。

心の健康を守るためには、無理をせず、自分に合った方法を見つけることが大切です。どんなに良い習慣でも、無理に取り入れようとすると逆にストレスになることがあります。気軽に試してみて、「これは自分に合っているな」と思ったものを続けるのがコツです。

大切なのは、自分にとって心地よい方法を見つけ、楽しみながら続けることです。無理せず、少しずつでもいいので、毎日の生活に取り入れてみてください。そうすることで、自然と心の健康が整い、より前向きな気持ちで毎日を過ごせるようになるでしょう。
しんしん心理研究所では皆さんのメンタルヘルスに役立つ情報を発信しています。

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