これから社会人になるあなたへ

コラム

こんにちは。しんしん心理研究所の心理師Shingo(しんしん)です。
4月から新社会人になるみなさん、おめでとうございます!新しい環境、新しい仕事、新しい人間関係、これからの生活にワクワクする気持ちと、ちょっとした不安が入り混じっているのではないでしょうか?

社会人になると、学生時代とは違うプレッシャーがかかります。毎日が新しいことの連続で、戸惑うこともあるでしょう。期待と不安が入り混じるなかで、「自分はうまくやれるのか?」とプレッシャーを感じることもあるかもしれません。

でも、最初から完璧にできる人はいません。むしろ、新人のうちは「できないのが当たり前」くらいの気持ちでいたほうが、気持ちに余裕が生まれます。頑張ろうとする気持ちはとても大事ですが、頑張りすぎると心や体に負担がかかってしまいます。

また、新しい環境に慣れるには時間がかかるものです。「最初のうちは、できなくて当たり前」と自分に言い聞かせながら、少しずつ成長していけばOKです。

そこで今回の記事では、メンタルケアの大切さと、無理なく社会人生活を送るためのコツをお伝えします。社会人生活を健やかに、そして前向きに過ごすためのヒントをぜひ参考にしてくださいね。

1. 「ちゃんとしなきゃ!」は手放そう

新社会人になると、「ちゃんとしなきゃ」「迷惑をかけちゃいけない」と思いがちです。でも、最初から完璧にできる人なんていません。

上司や先輩も、新入社員はわからないことがあることが当然だということを理解しています。むしろ「わからないのにわからないフリをする」「ミスを隠そうとする」ほうが、あとで問題が大きくなっちゃいます。わからないことがあったら素直に聞くことが大切です。誰でも最初は初心者ですからね。

完璧を目指すのではなく、「成長していけばいい」と考えると、気持ちが楽になりますよ。

また、社会人1年目は「学ぶこと」に意識を向けることが大切です。ミスをして落ち込むのではなく、「これは学びの機会だ」と考えるようにしましょう。会社によっては、研修期間があったり、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)という形で先輩がついて指導してくれることもあります。焦らず、少しずつ覚えていけばOKです。

2. 仕事のONとOFFをしっかり分ける

社会人になると、「仕事=人生」みたいな気持ちになってしまう人もいるのでは?
でも、プライベートの時間もしっかり確保することが大事なんです。

仕事が終わったら、意識的にリラックスする時間を持ちましょう。好きな音楽を聴く、趣味を楽しむ、友達と話す、お風呂にゆっくり入るなど、なんでもOK。「仕事以外の自分の時間」を大切にすることで、心のバランスが保てます。

特に最初のうちは、「家に帰ってからも仕事のことを考え続けてしまう」ということがよくあります。そんなときは、仕事が終わったらスマホの通知をオフにする、日記を書いて気持ちを整理するなど、気持ちの切り替えを意識するといいですよ。

また、休日の過ごし方も大切です。しっかり休息を取ることはもちろんですが、「自分が楽しいと思えることをする」ことも忘れずに。映画を見たり、散歩をしたり、カフェでのんびりしたりと、自分なりのリフレッシュ方法を見つけることがポイントです。

3. ほどよい「手抜き」も大事

「頑張りすぎないこと」って、実はとても大切です。

仕事が始まると、「もっと頑張らなきゃ」「できる人にならなきゃ」と思って、無理をしてしまうことがあります。でも、それが続くと疲れが溜まり、メンタルもやられてしまうんですよね。

だからこそ、手を抜けるところは抜きましょう。

  • 仕事の優先順位を考えて、完璧を求めすぎない
  • 休憩時間はしっかり休む(ランチはちゃんと食べる!)
  • 休日は仕事を忘れてリラックスする

「手を抜く」というとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、これは「自分を大事にするための調整」と考えるといいですよ。

また、「できる人」に見られたくて無理をしてしまうこともありますが、それがストレスになってしまうなら逆効果。適度なバランスを取りながら、無理なく続けることが長く働くコツです。

4. 「誰かに話す」ことの大切さ

仕事の悩みをひとりで抱え込むと、どんどんしんどくなります。だからこそ、「誰かに話す」ことを大切にしましょう。

友達、家族、先輩、同僚など、話せる相手がいるだけで気持ちが楽になることもあります。「こんなこと話してもいいのかな?」と思うかもしれませんが、意外とみんな同じような悩みを持っていたりするものです。

また、社内で信頼できる人を見つけるのも大事です。ちょっとした相談ができる相手がいるだけで、精神的な負担がぐっと軽くなります。

5. 「とりあえず1年続けてみよう」と思ってみる

社会人になると、「この仕事、自分に向いていないのかも知れない」と悩むこともあります。仕事がうまくいかなくてしんどく感じることもあるでしょう。

でも、新しい環境に慣れるには時間がかかります。最初の1年は「とりあえず続けてみよう」という気持ちでやってみるのも大事です。

ただし、明らかにブラック企業だったり、体調を崩してしまうほど辛い場合は、無理せず環境を変えることを考えましょう。転職もひとつの選択肢です。

6. 「自分を大事にする」ことを忘れずに

社会人になると、「頑張ること」が大事だと思われがちですが、それ以上に大切なのは「自分を大事にすること」です。

  • ちゃんと寝る
  • 美味しいものを食べる
  • 自分を責めすぎない
  • 疲れたら休む
  • たまには贅沢する

これらを意識するだけで、心の余裕が生まれます。仕事も大事ですが、それ以上に自分の心と体の健康が大切です。

まとめ

新社会人になると、慣れないことがたくさんあって大変かもしれません。でも、最初から完璧を目指す必要はありません。無理をせず、少しずつ成長していけばOKです。

最初のうちは、仕事の流れや会社のルールを覚えるだけでも精一杯かもしれません。それでも、「慣れる時間も必要なんだ」と思いながら、自分なりのペースで進んでいきましょう。

また、仕事を続けていくうちに、少しずつ「自分に合った働き方」や「やりがいを感じる瞬間」も見えてくるものです。最初は辛くても、ふとした瞬間に「この仕事、意外と楽しいかも」と思えることもあります。そんな小さな発見を大切にしながら、焦らず自分のペースで歩んでいきましょう。

仕事は大切だけど、自分の心と体の健康はもっと大事です。「頑張ること」と「休むこと」のバランスを取りながら、自分らしく社会人生活を楽しんでくださいね!
また、仕事を楽しむためには、仕事以外の楽しみも見つけることが大切です。趣味や好きなことに時間を使うことで、心の余裕が生まれ、仕事にも前向きに取り組めるようになります。

社会人生活は長いマラソンのようなものです。無理をせず、自分のペースで進んでいけば、きっと充実した毎日が待っています。
しんしん心理研究所では自分らしく自分のために生きる人を全力で応援しています。

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